MLM(マルチレベルマーケティング)、ネットワークビジネスとは

2017/02/10

MLM(マルチレベルマーケティング)は、ネットワークビジネスとも呼ばれています。

1960年代にアメリカから入ってきたマルチレベルマーケティング・プラン(MLM)の略で、日本の「特定商取引法」では、連鎖販売取引と定められています。

ねずみ講(無限連鎖講)と一緒に語られることが多いですが、ねずみ講とは異なる、合法なビジネスになります。

マルチ商法とも言われ、ずいぶんと悪いイメージがありますが、「紹介でモノを売って販売手数料をもらう」という意味では、ビジネスの仕組みとしては、フランチャイズや家元制、のれん分けなどと同じです。

紹介報酬をもらうという部分については、
商品を紹介し、売れると報酬がもらえるインターネットの「アフィリエイト」というシステムにも似ています。

ただし、MLMがアフィリエイトと違うのは、販売を組織的に行うという部分です。

ネットワークビジネス・MLMの仕組み

ネットワークビジネス、MLM(マルチレベルマーケティング)の仕組み図

ネットワークビジネスはこのように組織を大きくしていきます。

自分の下にどんどん組織を作れば、何階層も上の人まで宣伝費としての報酬がもらえます。

この図を例に開設すると、

上から2階層目【私】がいます。

1階層目の【Aさん】から見れば、【私】「購入者」ですが、

3階層目の【Cさん】から見れば、【私】「販売者」でもあるわけです。

そして、4階層目の【Dさん】に至っては、私は直接連絡を取ったことすらない、知らない人かもしれませんが、【Dさん】が商品を購入すれば、2階層目の私も報酬がもらえます。

このように、自分の下層に販売者をさらに増やして行くことで、収入を積み上げていきます。

下層の人数が増えれば、自分は何も売らなくても勝手に収入が入ってくる仕組みが構築できる、ということです。

理論上は。

もちろん、うまくいけば、の話です。

ですので、みんな躍起になって勧誘をするわけですね。

勧誘の仕方で大失敗する例が山ほどある

この勧誘には2種類あります。

「商品を使ってほしい」という勧誘と、

「一緒にビジネスをやってほしい(自分の下層についてほしい)」という勧誘です。

これには大きな違いがあります。

例えば、A社の商品に興味があって「買ってみたい」というのと、

A社の「MLMにビジネスとして取り組む」というのは、まったく別次元の話です。

私がかつて勧誘されて友人と絶縁するに至った某MLMは、その辺がもうムチャクチャでした。

仲のいい友人でしたので、付き合いで1つ商品を買うぐらいは良いかなと思っていたのですが、そのつもりで話を聞いていると、話がだんだんあらぬ方向に行きます。

乾燥肌に効く商品の話だったのに、いつの間にか「夢を叶えよう」という壮大な話に飛躍していました。

そんな勧誘で人が増えるわけがない。

本気でそう思います。

この勧誘は、「美味しいケーキが食べたい」という友人に、

「ケーキ売って儲けようよ!」

「いっぱい稼いで夢を叶えようよ!」

と言っているのと同じです。

話がまるでトンチンカンです。

友人はケーキが食べたいのであって、ケーキ屋になりたいわけではないのです。

MLMで友だちを失う?苦情を言われず上手に成功していくために

このような「無理やりな勧誘」が多いことから、MLMは「友だちを失う」「親類とみんな絶縁された」などという噂も多いのは事実です。

これは、「いらない」と言っている人に無理やり「売りつける」からこうなるのです。

ビジネスというのは、求められている場所で売らなければ売れません。

求められている場所=そのビジネスを必要としている人がいるところです。

私は突然やってきた友人に「中高年からでも背が伸びるサプリメントがある。買ってくれ」と言われても絶対に買いません。
なぜなら私は、女なのに身長が168cmもあって、むしろ高身長なのがコンプレックスでもあるからです。

このサプリを飲めば夢が叶うだとか、お金持ちになれると言われても、私には必要ありません。

ですが、身長148cmのA子なら、もしかしたら買うかもしれません。

いつもスタイルを気にして、高いヒールを履いて「足が痛い」と言っているA子なら、「試してみる価値はある」と思うかもしれません。

この例では、私は「絶対に買わない客」であり、売りつけられることは「迷惑」だと感じます。

一方、A子は「買うかもしれない見込み客」で、購入して効果があったなら「こんな素晴らしい商品を紹介してくれてありがとう!」と感謝してくれるかもしれません。

このように、ユーザーが求めるものというのは人によって違います。

商品に興味がある人は、商品を使ってもらえばいいのです。

ビジネスに誘うのは、ビジネスに興味がある人だけです。

そこをきちんとわきまえるだけで、ビジネスの成功確率は上がります。

当たり前のことなんですよね。

ユーザー(顧客)が求めているものを与えることに徹する

これが成立したときに、ビジネスというのは報酬が発生します。

それは、「MLMだから」とかそういうのは一切関係ありません。

ビジネスの本質とても言うべき部分です。

 

私自身は、最初から「友人・家族・親戚は一切誘わない」と決めてビジネスを始めました。

もちろん、私の肌を見て「同じ化粧品を使いたい」という人がいたら、友人であっても商品の紹介ぐらいはします。

が、その段階ではビジネスの勧誘はしません。

商品を売るにあたっては、この商品が、MLMの商品であることを説明して、私は販売員をやっている、そういうところから商品を買うことの理解をしてもらいます。

納得したら買ってもらって、それ以上のことは私はしません。

商品の愛用者(ビジネスをしない使用者)が増えることだって、ありがたいことです。

その先のビジネスを求める人がいたら、求められて初めてその情報を提供します。

与えることに徹する、というのはそういうことです。

そういうスタンスでビジネスを進めると、「押し売り」よりはるかに成約率は高いですし、友だちも失わず、親せきと絶縁もせず、ストレスのないビジネスとして進めていくことができます。

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